めいどはんまーin市川14[合体アオシマはんまー]
(市川市文化会館)
2010/08/22 レポート:旅人のりん

 


アオシマはんまーなんてバカなこと考えるんじゃないぞ。
絶対だぞ!!いいな!!絶っっっ対にだぞ!!!

元はと言えば、2009年11月に描かれたはんまーの父、れぎおん御大の名古屋はんまーでの落書きがアオシマはんまーの出発点でした。そして、おいらは、「レッドホークヤマトからスト魔女の芳佳が発進するシチュエーション」を考えたら、アオシマはんまーをやりたい衝動に駆られました。



 
「れぎおん御大。今まで私は御大の言葉にはすべて従ってきましたが、
初めて背いてしまうことをお許しください(苦笑)」
そのために約8ヶ月の時間を費やし30年前の「宇宙空母レッドホーク」を作ることになるのですが…

そんなわけで、いろいろあった合体アオシマはんまーはアオシマ文化教材社(以下アオシマ)の製品をメインとしためいどはんまーのゲームイベントとして結実しました。独特のセンスを持つアオシマの各製品がこれだけ集まったイベントは、もう2度とないでしょう。その記念すべきはんまーイベントを私はきちんとwebにてレポートを記録、発信したいと思います。




めいどはんまー初、アオシマ製品をフューチャーした
めいどはんまー。いよいよ開催です。



コミケット78も終わった翌週の2010年8月22日。合体アオシマはんまーの開催です。いつもの市川のはんまー同様、午前中は模擬戦として少人数でのゲーム。そこからネガ出しを行って午後から本戦と言う流れです。そんなわけで、午前の参加人数は少なめで当日ルールのエリア到達や、士気崩壊によるポイントルールの最終チェックに入っていました。





名古屋方面からお越しいただいたあくしょんマス太さん。市川のはんまーは初参戦です。



あるみ缶さんのティアナが分身を発動。本当に3人いるように見えます(苦笑



このために製作したかもだるまさんの重機動メカ、ガルボ・ジック。原作になぞらえ、パイロットの
脳を直接攻撃する「ゲル結界」発動。ガ〜ガガルボジックゲル結界、ゲル結界♪しかくこうかはつぐんだ。



今回は敵ユニットのHPを0にするだけでなく、敵ユニットを泣かせたり、敵本陣に自軍ユニットを進入させるだけでもポイントゲットが出来ます。単なる殲滅戦でなく、機動力も重要になってきます。
エリア進入させるだけでも敵ユニットのHPを0にしたのと同じ得点となるので、そのあたりを含め、高度な戦略が可能となります。…アオシマはんまーにそれが求められているかはさておき(苦笑)
10時半ごろから始めた模擬戦も終了。今回はうちの律っちゃんが泣いたりして12時の時点で宇宙悪魔帝国の得点がリードしていたため、この時点で同軍の勝利が決まりました。このあと1時間の休憩をとり、本戦のスタートとなります。




目立つ船体からか、よく狙われよく泣く律っちゃん艦長。そりゃ涙も出るさ。女の子だもん。




こちらも「乗り物格闘」をお見舞い。当たると転倒します。



造型の「マイスター」たちが競演。
これが「創造のプラモデル」の発現か?

今回のゲームは1970年代の地球と宇宙を舞台に、2010年の未来技術「figma」を手に入れた宇宙悪魔帝国陣営と、そのfigmaを解析し、合体マシンの技術を組み合わせた「mobip」システムで対抗するアオシマユニットがメインの宇宙ロボット研究所陣営に分かれて戦います。(世界観や名称はPSの名作ゲーム、ゲッP−Xにちなんでいます。)


机上神姫の主催、荒井 涼弌(あらい りょういち)さんのマジンガーZを搭載。
今回、わざわざ市川に遊びに来てくれました。ありがとうございます。


FAIさんのアオシマ戦車のプラモデル。棗鈴と妹ちゃんが乗っています。


「雲」さんが持ってきたXボンバーの敵メカ「ゲルマ母艦」
実物はめっちゃ小さい(汗



持てる技術を惜しみなく振るう炎のマイスター、たもF氏。
モビベースの天使ちゃんはマジ天使。悪魔さんの乗るのは、あ、ロードボットですね。
ちゃんと痛車仕様にになっています。流石です。


…ちげーよ。これ、アオシマのチェイサーにZガンダムのフレームを取り付けて
差し替えなしで完全変形する世界に一つのマスターピース。はんまー者の
恐ろしさの片鱗を味わいました。




ちなみに射撃モードはこちら。これが本当の宇宙悪魔砲。

今回も本戦は午後からなので、お昼ごろにはんまーの常連参加者が次々に会場入り。参加ユニット数もずいぶん多くなってきました。双方20ユニット近くの大軍となり、いよいよ本戦が開始。先攻は宇宙悪魔帝国。報道天使ララ(忍)さんのイースさまが黒魔法ライトニング発動!刀さんのグレートマジンガーに命中。戦闘のプロのお株を奪う勢いでした。





続いて宇宙ロボット研究所のフェイズ。細かいことは考えずに突っ込む。それがアオシマ流(をい)今回、荒井さんのマジンガーZを搭載してレッドホークは発進します。マジンガーの移動力が2歩(30センチ)しかないため、同乗させることで、5歩(75センチ)まで進めます。しかしダメージを受けたとき、操縦者と同乗者は等しくダメージを受けるため、敵の矢面に立つ際には注意が必要です。

 そんな矢先、宇宙悪魔帝国陣営は次フェイズにレッドホークに向けて火線を集中させてきました。Hiroさんのマスクコマンダーが放つ判定1の荷電粒子砲が命中。2ターン目にてレッドホークは合計8ダメージをこうむりHPが0に。悪魔帝国に2ポイントが加算されます。マジンガーは[防御]でもちこたえ、律っちゃん艦長は[根性]で復活。序盤から大ピンチです。



もちろん、そのようなことを考慮してmobipの芳佳をスタンバイさせておきました。2ターン目に律に向けて白魔法[リカバリー]発動。同乗者のマジンガーも回復です。ここも一蓮托生ルールが適用されます。
お返しとばかりにレッドホークの主武装アスロックミサイルを手前にいるあるみ缶さんのスバルに向け発射。相乗りも含め16ダメージが入り、スバルは機能停止。もうボクサーサウンドは聞けないのか。




もちろん宇宙悪魔帝国も黙っているわけではなく、地獄スクリームさんの幽体化した(半透明の)スタスクがオールレンジ攻撃をモビ芳佳に。これがフルダメージの5。いきなり瀕死です。
やっべ〜このままだと〜。


守りたいから、私は飛ぶ(?)

今回、うちの芳佳には、自身に課した「マイミッション」がありました。それは

「宇宙に上がること。」

なので、なにがなんでも今回の士気チェックに成功する必要がありました。
最大HP6の芳佳は5ダメージ食らってHP1。律っちゃんに指揮効果があり、
判定値は3。士気チェックに成功するには1〜3の目を出さないといけないのですが、
士気チェックを宣言。判定の結果、なんとか成功しました。

なぜ、芳佳は宇宙に上がらないといけなかったのか?


 
その理由とは…


ストライカーユニットをパージ。



「ジェットストライカー…だと?」
航宙用ブースターユニットを装着。芳佳は宇宙に向かいます。

…これで思いは叶いました。思い残すことはもうありません。さようなら地球。
芳佳は最後のSPを消費し「ヒーリング」を発動。仲間にHPを分け与えます。


その後の宇宙ロボット研究所陣営ですが、終始優位を保っていました。正直、
芳佳はこのまま撃墜されても仕方なしと思っていましたが、あれからさらに撃墜数を
重ね、最後まで生き残りました。




それどころか、はいぱあさんの芳佳(写真手前右)と共に
敵本拠地まで到達。ポイントも獲得しました。





また、旗艦レッドホークも睦月さんのドロッセル嬢、「雲」さんのシャバリン+召喚獣と
死闘を繰り広げましたが、大型乗り物による乗り物格闘で戦線を維持しました。
(氏いわく、シャリバンでなく、シャバリンらしい。)




最後まで孤軍奮闘し戦局を支えたHiroさんのペストXさん。




今回まともに(?)活躍した、スタスクですが、先頭不能になり、
戦線離脱。やっぱ飛んで逃げるよね〜。



鈴、逃げて逃げて〜!!



ほどなくして試合終了。蓋を開けてみると、宇宙悪魔帝国陣営は12点。対する
宇宙ロボット研究所は20ポイント!!倍近くの得点を獲得し、宇宙ロボット研究所陣営の
勝利。地球の平和は守られました(苦笑)
皆様お疲れ様でした。



20対12で宇宙ロボット研究所陣営の勝利。



さて。今回のMVPですが、皆様に話を聞くと宇宙悪魔帝国本拠地まで到達した、
はいぱあさんとうちの芳佳の2名に与えられることになりました。
…おめでとうございます!で、MVPの景品ですが…



アオシマの迷キット!ソロシップイデオンと、Xメカイデオン!!
2人で一人ずつ獲得しました。今となってはお宝の逸品です。



試合終了。戦い終わって記念撮影。

今回の合体アオシマはんまーは、私自身も主催だけでなく、1プレイヤーとしてガチでユニットを作り、そして参加した珍しいはんまーとなりました。また、「アオシマイスター」HiKITAさんをはじめとした、造形のマイスターたちが競演する、これまでになく「濃ゆい」はんまーになりました。

ここまでの道のりは決して平坦ではなかったと思います。参加者皆様のがんばりに、この場を借りて心より感謝いたします。みなさまお疲れ様でした。









早速モビ澪にロッグマックの外装をかぶせる。これはひどい。

2010年の現代は、望めば出来のよい完成品が安価で手に入るよい時代です。また、プラモデルもスナップフィットでくみ上げるだけでかっこよく出来上がります。

一方、今回私が作った30年前のレッドホークは、はっきりいってひどいものでした。ヒケ、バリがすごい。パーツが合わない。そして活躍想像図と違う(爆
けれど、今回のアオシマはんまーに間に合わせたいという思いが30年前のキットを一つの作品に昇華させてくれたのだと思います。そういう意味でもはんまーに感謝です。

流石に第2回のアオシマはんまーはありませんが、また違う企画をここ市川で提案していきたいと思います。ご参加されたすべての皆様、本当にありがとうございました。

 
こんなことをするのはアオシマイスターの仕業にほかなりません。
これぞ創造のプラモデルの真骨頂!


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